高齢者ケアの見えない実情

現場のリアルを知って就業の参考に!

訪問介護の仕事内容について

訪問介護は、要介護の高齢者の自宅に伺って、生活をサポートすることをいいます。生活全般の行動を支援しなければならないケースが多く、ほとんど高齢者につきっきりで仕事を行うことになります。

仕事内容は、まず1日の作業は、高齢者を起こすところから始まります。自分の力で起き上がれない方の場合は、驚かさないよう優しく声をかけて起こすことが大切です。目覚ましは音が大きいとストレスを与えてしまう可能性があるため、訪問介護を行う人が目覚ましがわりになって起こしてあげた方が良いとされています。

高齢者が目を覚ましたら、朝食作りをします。朝食だけではなく昼食、晩ご飯も作るのが訪問介護の役目です。年配の方でも食べやすい食事を提供することが大事になってきます。大きい固形物だと飲み込めないため、細かく砕いて与えるケースもあるでしょう。 食事を終えたら、散歩に連れて行ったり、本を読んであげたりと、高齢者が楽しめるようなサービスを提供します。人生の豊かな時間を作るのも、訪問介護士の重要な仕事なのです。

また、色々な業務の中でも特に大変な作業なのが排泄のサポートです。高齢になると、自力で排泄を行うことが困難になります。踏ん張ることが不可能になるため、オムツをつけてあげて、排泄をしたらオムツの交換を行います。慣れるまでは、苦痛に感じる作業かも知れません。しかし、一番つらいのは高齢者です。自分の力で排泄ができなくなり、誰かに手伝ってもらうのはとても屈辱なことだといえます。そのため介護士側は、そんな気持ちを理解し、丁寧に排泄サポートをすることが大切なのです。

特別養護老人ホームでの仕事内容

特別養護老人ホームは、介護が必要な高齢者が入居する施設のことです。

施設の特徴は、介護士が常に高齢者を見守っていることです。何かあれば介護士がすぐに駆けつけ、介護や介助を行います。

また、食事も朝昼晩と提供されるため、特別養護老人ホームに入居している高齢者は、安心して暮らすことができるでしょう。


ところで、そんな特別養護老人ホームで働く職員は、具体的にはどのような業務をこなし、そこにやりがいを見出しているのでしょうか?

仕事内容については、基本的に高齢者の生活介護と、見守りがメインとなっています。

特別養護老人ホームには様々な要介護度の高齢者が入居しているので、自身で身の回りのことをこなせる高齢者については見守りを行い、要介護度4や5で、常に人の手が必要な高齢者に対しては、朝と夜の起床ケアや就寝ケア、食事の介助、入浴介助などの身体介助を行います。


ちなみに、これらの介護業務は、一人の入居者に対して一人の職員が対応するのではなく、複数人の入居者を介護士一人が対応することになりますが、職員みんなが協力して行うのが特徴です。

また、身体介助だけでなく、レクリエーションを行ったり、イベントの時には高齢者の移動を手伝ったりすることもあるので、幅広い仕事を担うことになります。

したがって、特別養護老人ホームで働くと、介護士としてのスキルアップに繋がるだけでなく、介護業務の醍醐味を味わうことができるでしょう。

このことについては、もっと具体的に<<老人ホームで感じるやりがい>>というサイトで語られているので、一度アクセスしてみることをおすすめします。